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<野蒜小津波訴訟>高裁が和解打診 遺族難色

避難場所となった野蒜小校舎。1階まで津波が押し寄せ、がれきの山が残る=2011年3月12日

 東日本大震災で宮城県東松島市野蒜小体育館に避難した後、津波で亡くなった女性=当時(86)=と同小3年の女児=同(9)=の遺族が、学校設置者の市に計約4000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、仙台高裁(古久保正人裁判長)は25日、遺族側、市側の双方に和解を打診した。
 同日あった非公開の進行協議の場で、高裁が和解の意向を尋ねた。関係者によると、遺族側は和解協議入りに難色を示し、審理は継続されることになった。
 遺族側は津波を予見できたとして、学校教職員と住民計5人程度の証人尋問を求めているという。
 今年3月の仙台地裁判決は、担任教諭から同級生の親に引き渡された後に自宅付近で亡くなった女児の遺族の請求を認める一方、体育館内で死亡した女性2人に関する請求を棄却。当時86歳の女性の遺族と市がそれぞれ控訴した。


2016年08月26日金曜日


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