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津波被災の山元・山下二小 念願の校舎完成

保護者と訪れた児童は、新しい学びやの完成を喜んだ=宮城県山元町つばめの杜

 東日本大震災の津波で被災し、内陸部で再建を進めていた宮城県山元町山下二小(児童99人)の新校舎が完成し、25日、落成式があった。町の新市街地「つばめの杜地区」に建つ校舎に保護者ら約300人が集い、新しい学びやの完成を祝った。
 沿岸部の笠野地区にあった同校は被災し、児童らが5年5カ月間、別の小学校を間借りした。式辞で斎藤俊夫町長は「将来を担う子供たちの学びやにふさわしい施設が完成した」と喜びを語り、富田栄子校長は「6年生が新校舎で卒業式を迎えられることに心から感謝したい」と述べた。
 新校舎は元の校舎から約2キロ離れており、敷地面積約1万6500平方メートル。木造2階で延べ床面積は約4700平方メートル。建築費は約18億5000万円。天板などの元の校舎の部材を一部再利用した。
 震災の年に入学した6年森こはるさん(12)は「あの震災から5年。夢だった新校舎が目の前に出来上がった。これまでできなかったことを精いっぱいしたい」と抱負を語った。


2016年08月26日金曜日


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