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震災発生時の対応を再検証 岩手・大槌

旧役場庁舎を視察した小山室長

 岩手県大槌町の東日本大震災発生時の対応を再検証するため、町が新設した震災検証室長に就任した小山雄士氏が25日、津波で被災し当時の町長と職員計40人が犠牲となった旧役場庁舎を視察した。
 建物の構造や助かった職員がいた屋上への避難ルートを把握し、今後実施する当時の職員の聞き取り調査に生かすのが狙い。退職者を含む約100人に町の防災体制、職員の意識、震災時の行動などを尋ね、多くの命が失われた原因と改善策を探る。
 元県総合防災室長の小山氏は、7月に震災検証室長に就いた。再検証作業を1人で担う。町が当初計画した外部有識者の検証組織は設けない。来年6月に最終報告をまとめる。
 この日は別の職員に案内され、旧庁舎の部屋の位置関係や災害対策本部が置かれた場所を確認した。小山氏は「聞き取り調査を前に、現場の具体的なイメージができた。単なる原因究明ではなく、今後の防災に生かす再検証にしたい」と話した。


2016年08月26日金曜日


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