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<避難解除>楢葉に箱根「一の湯」がホテル

協定を締結した小川社長(右)と松本町長

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された福島県楢葉町のJR竜田駅東に、神奈川県箱根町の旅館業「一の湯」がビジネスホテルを建設することが決まり、小川晴也社長と松本幸英町長が25日、協定書に調印した。2018年8月の開業を目指す。
 竜田駅東にはルートイングループ(東京)が進出予定だったが、町との覚書を解約した。「熊本地震で5店舗が被災し、現在も1店舗が休止している。経済情勢なども総合的に判断し、今回は出店を見送った」(広報室)と説明している。
 一の湯の計画では、町が貸す1ヘクタールの敷地に3階のホテルを建設。客室は約200で、レストランや商業施設を備える。「和」の要素を取り入れるなど、観光需要にも対応する。温泉掘削も試みる。事業費は20億〜30億円を見込む。
 一の湯は1630(寛永7)年創業。箱根で7店舗の温泉旅館・ホテルを展開する。東日本大震災の復興支援として、宮城県の水産加工品や豚肉を食事で提供しているという。ビジネス型は初めてで、7月に設立した現地法人が建設・運営する。
 楢葉町役場での協定締結式で、小川社長は「災害から立ち上がり、復興する町を支援できるよう力を尽くしたい」と話した。


2016年08月26日金曜日


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