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電子機器大幅省電力化 東北大教授らに最高賞

表彰を受ける遠藤教授(右から2人目)

 国の第14回産学官連携功労者表彰の表彰式が26日、東京都内であり、最高賞の内閣総理大臣賞に東北大国際集積エレクトロニクス研究開発センター(センター長・遠藤哲郎教授)の取り組みが選ばれた。電源を切っても記憶を保持する磁気抵抗メモリー「MRAM」の研究開発拠点を大学内に作り、国内外の企業と連携を進めた。共同研究を実用化につなげ、電子機器の省電力化を大幅に進めた点などが評価された。
 受賞者は遠藤教授と東京エレクトロン(東京)の鄭基市(ちょんぎし)常務執行役員、キーサイト・テクノロジー・インターナショナル合同会社(同)の山本正樹執行役員。両社はセンターとの共同研究を基に次世代磁気メモリー「STT−MRAM」向けの製造装置と計測システムの販売をそれぞれ始めた。
 式で遠藤教授は「連携活動を通じ、産業競争力の強化やイノベーション創出に貢献したい」と述べた。
 本年度の受賞者は14件の44団体・個人。東北関係のほかの受賞者は次の通り。

 文部科学大臣賞 産学官連携による革新的超省エネ軟磁性材料の開発と工業化(牧野彰宏東北大金属材料研究所教授、梅原潤一同特任教授、野村剛東北大未来科学技術共同研究センター特任教授)▽農林水産大臣賞 海藻の高速撹拌(かくはん)塩漬け法および装置の開発(石村真一石村工業社長、小野寺宗仲岩手県水産技術センター主査専門研究員)▽産学官連携功労者選考委員会特別賞 山形発地域からイノベーションを起こす学金連携システム(小野浩幸山形大学術研究院教授、米沢信用金庫、荘内銀行)


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2016年08月27日土曜日


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