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空襲の実像語り残す 仙台で研究者ら全国大会

米軍資料に基づき仙台空襲の経緯などが報告された仙台大会

 戦災の歴史を風化させないため、全国の市民団体や研究者が情報交換する「空襲・戦災を記録する会全国連絡会議」仙台大会が27日、仙台市青葉区の市戦災復興記念館で始まった。28日まで。
 仙台で全国大会が開かれるのは33年ぶり。約140人が参加した。
 初日は米国側の開示資料を分析している工藤洋三・元徳山工業高等専門学校教授が「米軍資料から見た日本本土空襲と仙台空襲」と題して記念講演した。
 工藤さんは、1944年12月29日早朝に塩釜市の483戸を焼失させた空襲が、仙台市を標的にしていたことを明らかにした。「当時は9000メートルの高度から爆弾を投下しており、目標を誤った。戦争の実像をさらに解明していく必要がある」と訴えた。
 青森、岩手県などで戦災を語り継ぐ活動をしている団体のメンバーや個人による活動報告もあった。
 28日は「防空壕(ごう)と防空政策」をテーマにしたシンポジウムや、防空壕などを見学するツアーがある。


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2016年08月28日日曜日


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