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<リオ・パラ>ロシア除外で追加招集射止めた

パラリンピック出場が決まり、自宅近くの登米市東和総合運動公園で調整する小野寺選手=27日

 9月7日に開幕するリオデジャネイロ・パラリンピックのアーチェリー競技に、宮城県登米市東和町の小野寺公正選手(33)=倉元製作所=が追加招集された。飛び込んできた朗報に、アテネ・パラリンピック(2004年)の銀メダリストは「勤務先の人や登米市民ら応援してくれるみんなにいい結果を報告したい」と活躍を誓う。

 小野寺選手は、6月にチェコであった最終予選会で5位だった。出場枠の3位以内を逃したが、今月25日、日本身体障害者アーチェリー連盟から追加招集の連絡が届いた。ロシア選手の出場が認められなかったためだ。「4年後の東京に照準を合わせていただけにうれしい。重圧は感じていない。挑戦するだけ」と不安はない。30日に日本を発つ予定だ。
 2歳の時、病気で右脚の膝から下を失った。義足を使い、小学生時代は野球、中学1年の時はバスケットボールに打ち込んだ。中学2年でアーチェリーに出合った。登米市の米谷工高(現登米総合産業高)では、2年生の時にインターハイ男子団体8位入賞など一般の選手の中でも好成績を残した。
 拓大時代も、一般の選手に交じってインカレでベスト8。障害者の大会にも出場していて、アテネ・パラリンピック男子団体で銀メダルを獲得。社会人になってから出場した08年の北京・パラリンピックは男子団体で4位入賞を果たした。
 市東和総合運動公園で練習を続けながら、市東和中、登米総合産業高の指導にも当たる小野寺さん。「今大会はベスト8以上を狙い、生徒たちに大きな刺激を与えたい」と話す。
 さらに「アーチェリーは、子どもたちが今から始めても東京・パラリンピック出場の可能性がある。障害がある若い人にアーチェリーの楽しさを広め、自分が指導し東京に一緒に出たい」と大きな目標を見据える。


2016年08月28日日曜日


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