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<鳥海山>復興祈る登山に向け千羽鶴制作

千羽鶴に、本荘ごてんまりを取り付ける作業をする阿部さん(中央)ら

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を風化させまいと、秋田県由利本荘市の会社社長真坂広男さん(65)らが、来年夏に予定する鳥海山の七高山頂上(2229メートル)登山で奉納する特製の千羽鶴を制作した。
 真坂さんは2012年5月、七高山頂上に復興祈願の石柱を建立。その後の4年間で100回の登頂を決意し、昨年9月に達成している。
 制作した千羽鶴は、真坂さんが指定管理を請け負う同市の市休養宿泊施設「鳥海荘」の宿泊客らが石柱設置後から折り続け、計約5000羽に上った。
 千羽鶴には、地元の伝統工芸品「本荘ごてんまり」を取り付けた。制作に携わった阿部登志子さん(73)は「模様は伝統的な菊模様にした。犠牲者の慰霊になればと心を込めた」と話す。
 震災から5年が過ぎたことを受け、当初は27日の登山を予定したが、千羽鶴を奉納する神社の改修時期と重なり、来年に持ち越した。
 真坂さんは宿泊客や地元の山岳会員らと共に復興を願う登山を続けており、「今年登れなかったのは残念だが、来年千羽鶴を持って登頂することで、一つの節目にしたい」と語った。


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2016年08月28日日曜日


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