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<全町避難>浪江町 仮設商業施設入居者と協定

10店舗が入る仮設商業施設の完成イメージ

 東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難する福島県浪江町で27日、10月中旬に開業予定の仮設商業施設に入居する10店舗の事業者と町の協定式があった。
 施設はプレハブ平屋2棟で、愛称は町民の公募で「まち・なみ・まるしぇ」に決まった。小売り4店、飲食4店、ランドリー2店が入居。小売りではコンビニ大手のローソンが出店し、町商工会は花など季節商品の販売を計画する。
 いわき市に避難する高野洋子さん(68)は喫茶店を開く。20年ぶりの営業再開といい「町の復興に協力したいと思った。町民の皆さんのおしゃべりの場になればうれしい」と話す。
 任意団体「浪江焼麺太国」はB級グルメ「なみえ焼きそば」のアンテナ店を出す。店舗責任者の阿久津雅信さん(45)は「地元から発信できる。B−1グランプリで交流した他地域のメニューも出したい」と意気込む。
 施設は役場近くの敷地約1500平方メートルに、中小企業基盤整備機構が建設中。トイレ棟やイベント用スペースも設けられる。
 町は来年3月の帰還開始を目指す。馬場有町長は「新しい町をつくっていく中で、10もの事業者が協力してくれた。一時帰宅した町民に安心感を与えられる空間になってほしい」と期待した。


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2016年08月28日日曜日


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