宮城のニュース

地域防災に子どもの力 一斉訓練で体操指導

岩切中の生徒(左)の指導で、エコノミー症候群の予防体操に取り組む地域住民

 仙台市宮城野区岩切地区の指定避難所3カ所で28日、一斉防災訓練(岩切地区町内会連合会主催)があり、地区住民約800人が参加した。一斉訓練は年1回実施しており、今回は「子どもの力」に焦点を当てた。

 訓練は、午前8時に太白区を震源とするマグニチュード(M)7.5、最大震度7の地震が発生し、電気や水道などが止まった−との想定。指定避難所の岩切中体育館に避難してきた住民を対象に、同校の生徒9人がエコノミークラス症候群を予防する体操を指導した。
 岩切中3年の鈴木美夢さんは「避難所は窮屈で長時間同じ姿勢になりやすい。簡単にできる体操で大切な命を守りましょう」と呼び掛けた。
 岩切小3年の児童6人は(1)自分の命を守り、困っている人を助ける(2)家族で防災の話をする−など9項目の防災宣言を読み上げた。大切な人を思い浮かべながら夏休み中に内容を練ったといい、菅原大輝君(9)は「みんなの命を大事にしようと思い、考えた」と話した。
 同地区では毎年1回、町内会や市が連携して炊き出しや避難所開設訓練を実施。毎年工夫を凝らし、今回は子どもが主体的に取り組む項目を盛り込んだ。
 地域防災リーダーの菅野澄枝さん(47)は「子どもや高齢者、障害者を災害弱者ととらえるのではなく、地域の力として考える災害対策本部を目指したい」と意気込みを述べた。


関連ページ: 宮城 社会

2016年08月29日月曜日


先頭に戻る