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震災教訓 アニメで伝える 虫プロと共同製作

釜石市の小中学生の避難行動を取り上げた「学ぶ」編の一場面((C)東北地域づくり協会、虫プロダクション)

 東日本大震災の教訓をアニメで広く分かりやすく伝えようと、仙台市の一般社団法人「東北地域づくり協会」が、映画「未来に向けて 防災を考える」を製作した。日頃の備えや防災教育の大切さを訴える。9月7日から仙台市である土木学会全国大会で一般公開される。
 虫プロダクション(東京)と共同製作した。岩手県普代村と釜石市の実話を基に、「備える」「学ぶ」の2編を約60分にまとめた。
 「備える」編は、普代村で多くの命を救った東北で最も高い15.5メートルの水門と防潮堤が題材。1970〜80年代、当時の和村幸得村長が明治三陸大津波、昭和三陸津波の悲劇を繰り返さない信念で、「無用の長物」と反対する住民や村議会を説得した。
 「学ぶ」編は、防災教育を積み重ねた釜石市の小中学生のほとんどが、津波から逃げて無事だった事例を紹介。気付いた人からそれぞれ率先して高台避難する「津波てんでんこ」の教えが、子から親へ逆に伝わる様子を描いた。
 協会は岩手県と両市村、製作に協力した宮古など岩手県内の4市町に映画を寄贈。今後、国内外で上映会を検討する。
 土木学会での上映会は7日午前10時半、9日午後1時開始の2回。場所は仙台市青葉区の東北大川内北キャンパスマルチメディア教育研究棟。入場無料。


2016年08月30日火曜日


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