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気仙沼線鉄路復旧を 1万4000人分署名簿

佐藤町長(左)に署名簿を手渡す小野寺会長

 東日本大震災で被災し、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧中のJR気仙沼線を巡り、南三陸町の住民団体「JR大船渡線・気仙沼全線の鉄路での復旧を早期に実現する南三陸の会」は29日、鉄路復旧を求める陳情書と1万4382人分の署名簿を町に提出した。これに対し、佐藤仁町長はBRTでの復旧に理解を求めた。
 小野寺寛会長ら会員10人が同日、町役場を訪れた。80年に及んだ鉄路敷設運動に触れた小野寺会長は「先人たちの苦労を次世代につなげたい」と述べ、陳情書と署名簿を佐藤仁町長に手渡した。署名のうち、町民は3分の1だった。
 佐藤町長は「鉄路復旧に必要な400億円の自治体負担を考えると、BRT復旧という苦渋の決断をせざるを得ない」と述べた。会員は「町民への説明が不十分だ」「若者が町を離れるきっかけになる」と翻意を求めた。
 町は昨年12月、JRが提案したBRTでの復旧を受け入れた。南三陸の会は今後、国やJR東日本にも陳情書と署名簿を提出する。


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2016年08月30日火曜日


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