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<台風10号>観測史上初 東北直接上陸か

台風10号の影響で大幅にダイヤが乱れ、駅員に運行状況などを尋ねる利用客=30日午前11時40分ごろ、JR仙台駅
玄関前に積んだ土のうを不安げに見つめる住民=30日午前6時30分ごろ、仙台市宮城野区白鳥2丁目

 今年最強クラスの台風10号が東北に接近した30日、宮城など東北の各県では、午前中から河川氾濫や土砂崩れなどへの備えに追われた。同日夕には観測史上初めて太平洋側から東北地方に上陸するとみられ、行政や交通などの関係機関は厳重な警戒態勢を敷いた。
 宮城県危機対策課によると午前10時現在、名取、多賀城、岩沼など18市町村が一部または全域で避難準備情報を出した。25市町村が公民館や体育館など計183カ所に避難所を開設。このうち石巻、白石、大崎、栗原、登米、松島の6市町の23カ所に57世帯89人が自主避難した。
 道路関係では、白石市と川崎町の国道2カ所が、土砂流出や雨量増加による事前交通規制で全面通行止めとなった。
 仙台市は午前9時すぎに災害警戒本部を設置。宮城野区の高砂中では地元町内会の要請で避難所を開設した。奥山恵美子市長は午前の記者会見で、「大型台風の東北直撃は、かつてないこと。市民に安全を呼び掛け、市内の巡視に力を入れたい」と話した。
 交通機関は既に大きく乱れている。宮城県内のJR在来線は東北線の福島−岩沼間と仙台−一ノ関間で運休。仙山、仙石、陸羽東、石巻各線は午前11時ごろから全区間で運休した。
 東北、北海道新幹線は午後から上下計31本、秋田新幹線も上下計20本が運転を見合わせた。空の便も仙台空港で国内線と国際線の計55便が欠航した。


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2016年08月30日火曜日


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