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<楽天>茂木「新人王」射程

28日のオリックス戦で中前打を放つ茂木=コボスタ宮城

 東北楽天の茂木栄五郎内野手がパ・リーグ最優秀新人(新人王)の有力候補に挙がっている。選出されればチームでは2007年の田中将大(現大リーグ・ヤンキース)、13年の則本昂大の両投手に続き3人目で、野手では初めて。早大からドラフト3位で入団した22歳の茂木は「チームに貢献した結果として、もし取れれば最高」と意欲を見せる。
 開幕から走攻守に堅実なプレーで遊撃の定位置を担う。6月下旬から1カ月強、右手甲の裂傷で戦線離脱した以外はほぼフル出場し規定打席を満たす。28日現在、打率2割7分6厘はチームトップ、リーグ15位と奮闘する。チーム歴代新人で2本塁打は最多に並び、31打点は最多を更新中だ。
 好不調の波が小さい打撃は魅力の一つ。チーム最多の19犠打は失敗がなく、中軸からつなぎ役まで器用にこなす。それでも茂木は「主力選手よりは、新人でプレッシャーが少ない。それなのにこの(打撃)成績はふがいない」。常に高みを目指す姿勢を崩さない。
 最大のライバルは日本ハムの高梨裕稔投手。今季途中から先発枠に入り、救援での2勝を含む8勝(2敗)を挙げ、防御率1点台と好調だ。優勝争いに貢献し、存在感を強めている。大卒3年目だが、前年までの通算投球回数30イニング以内のため新人王の資格がある。7勝のロッテ二木康太、5勝の西武多和田真三郎(富士大出)両投手らも可能性を残す。
 野手の新人王はパ・リーグでは1998年の小関竜也外野手(西武、現巨人2軍外野守備走塁コーチ)が最後。翌年以降は全員が投手で、8勝以上した先発か、14以上のセーブやホールドを重ねた救援が輝いている。
 茂木は野手の中では独走状態で、開幕から活躍し続けた印象はあるが、投手のライバルを上回るには規定打席を維持した上で2割8分以上の打率を残す必要がありそうだ。東北楽天の梨田昌孝監督は「故障さえしなければ、引き続き起用する。あとは本人が結果を出すかどうかだ」と奮起を促す。(佐藤理史)


2016年08月30日火曜日


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