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<マルカン百貨店>大食堂復活見えた

閉店日を迎えたマルカン百貨店=2016年6月

 6月に閉店した岩手県花巻市の老舗デパート「マルカン百貨店」の展望大食堂が、復活する見通しとなった。運営継続を目指す同市のまちづくり会社「上町家守(やもり)舎」は29日までに事業計画を修正し、2億円を目標に呼び掛けてきたクラウドファンディング(CF)に自ら1億8000万円を加算した。期限の31日まで目標額に達しないと寄付は無効となるため、26日に上積み措置を取った。運営を継続する意思の表れとみられる。
 同社は当初、耐震工事などにかかる初期費用を6億円と見込んだ。4億円を自社で準備し、差額の2億円についてはインターネットで寄付を募るクラウドファンデングなどで確保する方針を示した。
 クラウドファンディングは目標額に達しない場合、寄付金は全て返却される仕組み。実際の寄付額は約1600万円にとどまっており、同社が1億8000万円を加算して無効を回避。29日午後6時現在、1億9617万円で、目標額の98%に達した。
 同社によると、新たな事業計画は使用フロアをテナント向けの1、2階と大食堂の6階に絞る。大食堂の営業再開を先行させ、1、2階は段階的に再開する。
 建物の耐震性については、7、8階を解体し、3〜5階の床を撤去することで確保するという。初期費用は3億円弱に抑えられると試算した。
 同社は30日にも記者会見し、引き継ぎ方針などを説明する。同社の小友康広代表(33)は「詳細は記者会見で説明するので、正式なコメントは差し控える」と話した。


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2016年08月30日火曜日


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