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校歌高らか双葉高に思い 休校前に「歌う会」

涙ぐみながら校歌を歌う卒業生ら

 東京電力福島第1原発事故で福島県双葉町からいわき市に避難し、本年度限りで休校する双葉高の「校歌・応援歌を歌う会」が29日、仮校舎があるいわき明星大の児玉記念講堂で開かれた。県内外の卒業生30人と在校生11人が、思い出と誇りの歌をCDに収録した。
 同窓会などの休校記念事業の一環。41人は講堂のステージで、土井晩翠作詞の校歌、運動部の壮行会や試合会場で歌う第1、第2応援歌の計3曲を斉唱した。
 いわき市に避難する石井満征(みゆき)さん(79)は双葉町に生まれ、双葉高を卒業し、町内に嫁いだ。亡くなった元高校教諭の夫も双葉高OBで、母校でも教えたという。石井さんは「休校は本当に悲しい。懐かしさと同時に、こみ上げてくるものがあったが、双高を愛していた夫の分までしっかり歌おうと思った」と話した。
 千葉県松戸市から駆け付けた鈴木孝光さん(66)は「高校時代の熱い思いと町の風景が思い浮かんできた。必ず双葉高を復活させてほしい」と語った。録音が終わり、最後にもう一度、校歌を歌った際には、涙ぐむ女性も多かった。
 CDは11月5日の休校記念式典で出席者に配布する。


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2016年08月30日火曜日


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