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「愛情持って復興を」クチネリ氏訴え

クチネリ氏(右)が若手経営者らと東北の将来像を語り合った

 東北経済連合会は30日、創立50周年記念事業「未来創生シンポジウム」(河北新報社など共催)を仙台市青葉区の電力ホールで開いた。イタリアの高級ファッションブランド「ブルネロクチネリ」のブルネロ・クチネリ会長兼CEOらが、東日本大震災を経験した東北の将来像を語り合った。
 基調講演したクチネリ氏は、イタリア中部の村から職人の手仕事を生かしたブランドを展開する理由を「当社の商品が大都会で作られていたら今の魅力はない」と強調。東北の若者に「都会に出るのではなく、伝統に誇りを持ち、歴史ある場所で文化を築いてほしい」と呼び掛けた。
 パネル討論では、東北の若手経営者らと復興と地方創生の在り方を議論。気仙沼ニッティング(気仙沼市)の御手洗瑞子社長は「いいものを作り続けることが大事。自分たちが街の良さを知り、自信を持って発信したい」、クチネリ氏は「皆さんの土地を愛情を持って再建してほしい。質の高い生活はそこにある」と述べた。
 約550人が出席。冒頭、イタリア中部で24日に起きた大地震の犠牲者を悼み黙とうした。東経連は昨年、東北の若者11人をブルネロクチネリ社の職人学校に派遣する事業を行った。


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2016年08月31日水曜日


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