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<マルカン百貨店>大食堂17年2月再開

マルカン百貨店の運営引き継ぎについて説明する上町家守舎の小友代表

 6月に閉店した岩手県花巻市の老舗デパート「マルカン百貨店」の運営引き継ぎを検討していた同市のまちづくり会社「上町家守(やもり)舎」は30日、人気だった展望大食堂を2017年2月に再開すると発表した。今年9月ごろに改修工事を始める。市内で記者会見した同社の小友康広代表(33)は「閉店前と変わらない店にしたい」と述べた。
 同社によると、展望大食堂は8階の建物の6階に残る店舗をそのまま活用する。働いていたスタッフ約20人は引き続き雇用。名物だった高さ25センチのソフトクリームやナポリカツ、マルカンラーメンなどを提供する。
 建物全体の耐震工事については、来年6月に着手。18年中の完了を目指す。同社は7、8階の解体や3〜5階の床を撤去するなどの方針を示している。小友代表は「最も適した工法を選びたい」と話した。
 1階フロアは物販のテナントを募集し、来年6月に営業を始める予定。他のフロアも収益が見込めれば段階的に利用を再開する。
 同社は改修の初期費用を3億円と見込む。資金調達のためインターネットで小口寄付を募ったクラウドファンディングは、同社が1億8000万円を加算するなどして目標の2億円に達した。
 大食堂の再開を求めて署名活動に取り組んだ「マルカンプロジェクト」代表の花巻北高3年大江郁弥さん(17)は「復活のために活動できて誇らしい。花巻にすごい食堂があることを多くの人に知ってほしい。再開したらソフトクリームを食べたい」と喜んだ。


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2016年08月31日水曜日


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