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被災プール念願の再建 北島康介さん訪れ祝福

再建された室内プール施設で北島さんと記念撮影する子どもたち

 東日本大震災の津波で全壊した宮城県気仙沼市内で唯一の室内プール施設が同市赤岩杉ノ沢に移転新築し、9月からの営業再開を前に完成式典が31日あった。「スポーツアカデミー気仙沼」と名称変更し、子どもから高齢者まで運動不足が指摘される被災地で健康づくりを支援する。
 不動産業の明正商事(気仙沼市)が国のグループ化補助金を使って再建。全国でスポーツクラブを展開するスポーツアカデミー(東京)が運営に当たる。
 新施設は鉄骨2階、延べ床面積1200平方メートル。5コースの25メートルプールがあるほか、ダンスやエアロビクス用のスタジオ、トレーニングジムを拡充した。建設費は8億5000万円。震災前に迫る約1100人が既に会員申請した。
 式典には菅原茂市長ら約50人が出席。五輪2大会連続金メダルの北島康介さんも子どもたちの初泳ぎに祝福に駆け付けた。
 震災後、登米市に毎週通った気仙沼西高2年の三浦明日翔(あすか)さん(16)は「これからは毎日練習できる。バタフライを速く泳げるようになることが目標」と声を弾ませた。
 スポーツアカデミーは岩手、宮城、福島、茨城各県の計6施設が被災し、再建が完了した。中野成章会長は「震災後『泳ぎたい』と訴えた気仙沼の子どもたちの願いをかなえられて感無量。市民の健康づくりを手伝いたい」と話した。


2016年09月01日木曜日


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