岩手のニュース

<台風10号>山村無残 風景が一変

川が増水、幾つもの橋が流され、建物や畑が冠水した=31日正午ごろ、岩手県岩泉町

 台風10号が襲い掛かった岩手県内をヘリコプターで上空から取材した。東日本大震災で思い知った自然災害の驚異を改めて痛感し、悲惨な状況に胸が締め付けられた。
 高齢者グループホームの入所者とみられる9人が犠牲になった岩泉町には小本川の下流側から向かった。田畑は広範囲に冠水し、幾つかの橋は崩落していた。
 グループホームは川のほとりにあった。建物の周りは、押し寄せた流木などが積み重なっている。隣の介護老人保健施設の屋上に自衛隊のヘリが着陸し、隊員らが救助活動などに当たっていた。
 曲がりくねった川に沿ってさらに上流に進むと、町中心部も浸水。国道455号は至る所が濁流でえぐられていた。
 岩泉町には今年5月、連載の取材で訪れたばかり。豊かな自然に魅力を感じた山村の光景は、迷走した台風で一変した。(写真部・庄子徳通)


関連ページ: 岩手 社会

2016年09月01日木曜日


先頭に戻る