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<仙台広瀬通>イチョウ並木1本だけ伐採せず

伐採方針が示されたイチョウ並木=2016年3月、仙台市青葉区の広瀬通

 仙台市は1日、道路拡幅のため伐採方針を示していた広瀬通(青葉区)のイチョウ並木について、中央分離帯に立つ12本のうち1本を伐採せずに残す方針を明らかにした。
 残すイチョウは西から数えて6本目で、高さ約20メートル、幹回り約2.4メートル。分離帯には新たに若木1本を植える。葉が落ちた秋以降に11本の伐採に着手する。道路の設計に変更はない。
 市が1日開いた杜の都の環境をつくる審議会で、道路を管理する青葉区の担当者が「イチョウ1本を残す方向で検討を進める」と報告した。7月27日の前回審議会で委員から「交通の支障のない所に1本でも残せないか」との要望が出されていた。
 審議会の涌井史郎会長(東京都市大教授)は「景観的にはみっともないし、枯れるかもしれない。イチョウ1本には気の毒だが、メモリアルとして残る価値は大きい」と述べた。
 他の委員からは「1本だけ残すのはかわいそう。この機会に若木に更新すべきだ」との意見も出た。
 市は3月に伐採を始める予定だったが、「審議会の意見を聞くべきだ」とする市民の声を受け延期していた。


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2016年09月02日金曜日


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