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<台風10号>宮城カキ養殖 2.8億円被害

 台風10号による高波の影響で、カキ産地の宮城県東松島市鳴瀬地区の一部でカキが落下したり、ロープが絡まるなど養殖いかだの8割に被害が出たことが1日、関係者への取材で分かった。今季の生食用出荷が間もなく始まるとあって、漁業者に落胆が広がっている。
 関係者によると、県漁協鳴瀬支所は特に被害が大きく、沖出しした約200台のうち8割が被害を受けたことを確認した。養殖カキ約200トン、金額で2億5000万円を超す損害になるという。
 鳴瀬支所は1日、本格的に台風被害の状況調査を開始。カキ生産者20人が漁船に分乗し、現場海域を見て回った。
 カキのいかだは、十数個の浮き玉を挟むように長さ60メートルほどのロープ2本で組まれている。通常なら均等に並んでいる浮き玉が、ロープが切れてまとまったり近くのいかだに絡んだりしていた。
 鳴瀬支所運営委員長の仙石和男さん(68)は「40年カキを育てているが、東日本大震災を除けばこれほどひどいのは初めて。億単位の被害額になる」とがっかりしていた。
 鳴瀬地区では宮戸支所の海域でも8割のカキいかだが同様の被害を受け、約3000万円の損害が出た。


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2016年09月02日金曜日


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