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<石巻市立病院>震災5年半 待望の開院歓迎

待ち望んでいた再開の初日、診察に訪れた患者ら

 1日に開院した石巻市立病院(宮城県石巻市)には初日から市民が訪れ、待ちわびた再開を喜んだ。外来患者は34人と少なめだったが、東日本大震災から5年半ぶりの再出発に、地域医療の拠点として期待を寄せた。

 午前8時の受け付け開始とともに2階窓口に患者が次々訪れ、受診手続きを済ませてから午前9時の診察開始を待った。
 石巻市西山町の主婦阿部栄子さん(65)は「ひざに水がたまる。自宅からも近く、新しく入った医師の腕が良いと聞いたので来た」と開院を歓迎した。
 再建を待ち望んだ被災者も多く、石巻市南境の仮設住宅に住む山内隆さん(80)もその一人。年末に同市門脇町の災害公営住宅に引っ越す予定で、「2日前に風呂場で転倒して腰を痛めた。他の病院に行こうか迷ったが、今からここで診てもらおうと思った」と転居後の新生活を見据える。
 内科を受診した石巻市水押1丁目の女性(69)は受け付けから会計を済ませるまで約3時間を要し、「初診だから少し時間がかかったが、次回以降は予約制なのでスムーズに受診できたらいい」と要望した。
 市病院局の阿部雅幸事務部長は「様子を見ている市民も多いのか、患者は思ったより少なかった。時間がたてば再診と初診でバランス良く患者に来院してもらえるのではないか」と話した。


2016年09月02日金曜日


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