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<石巻市立病院>被災地の地域医療 再出発

石巻市立病院の再開に笑みを見せる伊勢病院長(左)ら

 東日本大震災で被災した石巻市立病院(宮城県石巻市)が1日、移転先のJR石巻駅前で診療を始めた。急性期から慢性期まで症状に応じたきめ細かい医療を提供し、地域医療の中核を担う。
 新病院は7階の免震構造で、延べ床面積2万4000平方メートル。建設費は約137億円。診療科目は内科、外科、整形外科、放射線診断科、麻酔科、リハビリテーション科で、医師は目標の20人を確保した。
 病床は180床。40床は長期の入院が必要な療養病床とする。一般病床140のうち、痛みを和らげる緩和ケアに充てる20床は全室個室で用意した。
 東北医科薬科大(仙台市)の「石巻地域医療教育サテライトセンター」も年内に設置する。医学教育の拠点として医学部の学生による体験学習や実習が行われ、医師確保の役割も期待される。
 伊勢秀雄病院長は「新しい病院の第一歩を踏み出し、喜びを感じている。情熱を持った職員が多いので一致団結して良い医療を提供したい」と話した。


2016年09月02日金曜日


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