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<青森中2死亡>市教育長「いじめ濃厚」

 青森市浪岡中2年の女子生徒(13)がいじめ被害を示唆する遺書をスマートフォンに残して死亡した問題で、市教委は1日、女子生徒が昨年6月ごろから学校生活の悩みを複数回、学校に相談していたことを明らかにした。学校はいじめではなく、「生徒同士のトラブル」とみていたという。
 同日記者会見した成田一二三教育長は「遺書の存在を考慮すると、いじめがあった可能性は濃厚。事態が深刻になっていることを把握できていなかった」と語った。市教委は7日にもいじめ防止対策審議会を設置し、詳しい経緯を調べる。
 市教委によると、女子生徒は昨年6月、「無料通信アプリLINE(ライン)でトラブルに遭っている」と学校に説明。同年7月の三者面談で「体調を崩して部活動を休んでいたので、周囲に何か言われているような気がして仲間に入りづらい」と打ち明けていた。
 同年12月の三者面談では「クラスメートとうまくいっていない」と相談。今年6月には「LINEで事実と異なるうわさを流されている」と父親が連絡していた。このほか、周囲の生徒に無視されたり、「うぜえ」などと暴言を吐かれたりしたという。
 学校は女子生徒への助言や関係者の指導に当たった。女子生徒はLINEのうわさの件について1週間ほどで「大丈夫」と話し、学校が7月の三者面談で確認した際も問題はなかった。
 亡くなる前日で始業式があった8月24日は校長が女子生徒に声を掛けたが、変わった様子はみられなかった。学校は女子生徒の周囲での出来事をいじめとして捉えることはなかったという。
 女子生徒は8月25日、青森県藤崎町のJR奥羽線北常盤駅で、普通列車にはねられ死亡した。持っていたスマートフォンのメモに「二度といじめたりしないでください」などと書かれた遺書を残していた。


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2016年09月02日金曜日


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