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帰宅困難者安全に誘導 仙台駅周辺で訓練

携帯電話などで読み込むと情報提供用のツイッターにつながるQRコードを訓練参加者に示す市職員=JR仙台駅西口

 災害時に仙台市中心部での発生が予想される帰宅困難者を安全に避難させるための官民合同の訓練が2日、JR仙台駅周辺であった。JR東日本や市交通局、商店街振興組合など14団体でつくる「仙台駅周辺帰宅困難者対策連絡協議会」が主催し、帰宅困難者の誘導や情報提供の手順を確認した。
 約300人が参加。最大震度6強の地震でJR各線と市地下鉄が運転停止し、仙台駅の東西2カ所に帰宅困難者が集まる状況を想定した。協議会の担当者が拡声器やツイッターで電車の運行情報などを周知し、一時滞在場所3カ所に帰宅困難者を振り分けた。
 駅近くにある宮城第一信用金庫本店は帰宅困難者役の40人を受け入れ、職員が名前を確認して会議室に誘導した。矢野弘文理事長は「実践的な訓練ができた。工夫を重ね、万一に備えたい」と話した。
 参加した東北学院大1年中川原匠さん(18)は「バスやタクシーで帰宅しようとする人もいるはず。電車以外の交通情報も提供してはどうか」と提案した。
 東日本大震災では仙台駅周辺に約1万1000人の帰宅困難者が発生。市は事業者と協定を結び、10カ所に9000人分の一時滞在場所を確保している。


2016年09月03日土曜日


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