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トンネル貫通、復興に弾み 県道女川牡鹿線

たるみこしで貫通を祝う工事関係者

 東日本大震災で被災した県道女川牡鹿線(宮城県女川町黄金町−石巻市大原浜)の五部浦第2トンネルが貫通し8月31日、現地で式典があった。壁や天井、排水施設の工事などを経て2017年3月の完成を予定する。
 トンネルは片側1車線で延長349メートル。女川町高白浜根浜と同町横浦名不知(なしらず)を結ぶ。今年3月に本格着工した。事業費約10億円にはトンネル前後の道路工事も含まれる。国の社会資本整備総合交付金事業の復興枠を活用する。
 県道女川牡鹿線は総延長が26キロで、急カーブや急勾配が多い。震災で道路に亀裂が入ったり、橋が流出したりした。
 県は五部浦第2トンネルを含む約1.5キロ区間で道路改良事業を計画し、期間は12〜18年度、事業費は約26億円を見込む。完了すれば、車の走行時間は約4分間短縮されるという。
 式典には関係者約100人が出席。金子潤県東部土木事務所長は「安全で利用しやすい道路を一日も早く完成させる」と述べた。須田善明女川町長は「復興には基軸となる道路がつながることが欠かせない。今回のトンネル貫通は今後の弾みになる」と期待した。


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2016年09月03日土曜日


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