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<台風10号>初の週末 ボランティア次々と

台風10号による豪雨被害から初の週末を迎え、町役場で受け付け手続きをするボランティア=3日午前8時25分ごろ、岩手県岩泉町

 台風10号による豪雨被害が拡大している岩手県岩泉町で3日、災害復旧ボランティアの受け入れが本格的に始まった。被災後初めての週末となり、スコップや土のう袋を手にした多くのボランティアが駆け付けた。濁流の深い爪痕が残る町は、少しだけ明るさを取り戻した。
 岩泉町役場のボランティアセンターで午前8時半に受け付けが始まり、作業着姿のボランティアが列を作った。団体と個人の約90人が参加。町内の数カ所に分かれ、壊れた家財道具を民家から運び出したり、堆積した泥をスコップでかき出したりした。
 地元の岩泉中や隣接する岩手県田野畑村の田野畑中の生徒たちも運動着姿で作業に加わった。
 石巻市で東日本大震災の復興支援に取り組むNPO法人「ぐるぐる応援団」の代表鹿島美織さん(39)は「道路事情が悪くて人の集まりが良くないと思い、駆け付けた。被害状況を確認し、次は仲間を誘って戻ってきたい」と話した。
 伊達勝身町長は「復旧に向け、ボランティアの力が欠かせない。応援してほしい」と協力を呼び掛けた。
 同町によると、3日も道路の寸断などで岩泉、小川、大川、安家(あっか)、有芸(うげい)の5地区で孤立状態が続いている。孤立状態となっている住民は303世帯622人。一部の道路復旧で2日の428世帯873人から減少した。岩手県内では久慈市でも2地区で約200人が取り残されている。
 宮古市蟇目(ひきめ)で通行止めとなっている同市と盛岡市を結ぶ国道106号は、3日午後5時に解除を予定していたが、応急復旧で設けた大型土のうが崩れたため延期した。


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2016年09月03日土曜日


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