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「全農東北」共通ロゴで販路拡大へ

「全農東北」のロゴの下で6県の食材を売り込む期間限定ショップ=2日、東京・上野駅構内のエキュート上野
「全農東北」のロゴマーク

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は、東北6県の食材を全国に売り込もうと「全農東北」と銘打ったプロジェクトを始動させた。共通のロゴマークを小売店で行う物産展やイベントで掲示するほか、ロゴ入りの包装資材なども作成した。「販路拡大に向けて『東北』というキーワードは有効」(担当者)として、ブランド力向上を目指す。

 6県の農業産出額は合計すると約1兆2000億円で、国内全体の15%近くに達する。一方、「北海道、沖縄県と異なり、百貨店での物産展を東北各県単独で開催するのは困難」(JA全農)とされ、発信力が不十分な側面もある。
 こうした状況を乗り越えて販路を開拓しようと、約2年前に岩手県本部の職員が連携を提案。昨年度から各県本部の若手職員が意見交換し、準備を進めてきた。
 今年7、8月に千葉県内のスーパー5店舗で、東北産の野菜を集めたフェアをテスト的に実施。各店舗ではロゴ入りポスターを貼り、青森県産ナガイモ、福島県産モモなどを販売。宮城県産ツルムラサキなど特色ある野菜を使う「農家めし」のレシピも配った。
 2日、東京のJR上野駅構内に、コメや果物、農産加工品など約70点が並ぶ「全農東北期間限定ショップ」を出店した。4日まで3日間限定の試み。各県産のコメと果物・野菜を使ったプリンも販売する。
 JA全農の担当者は「生産者は切磋琢磨(せっさたくま)して商品力を磨き上げた。今度は各産地が連携して売り込みを図りたい」と話す。


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2016年09月03日土曜日


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