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古道歩み高まる鼓動 山岳信仰風習たどる

古道をたどり、山頂を目指す参加者

 蔵王連峰の刈田岳で8月27日、江戸後期から昭和初期まで流行した山岳信仰の風習を再現する「第3回古道を行く 蔵王御山詣(まい)り」があった。雨が降り続く中、県内外の約60人がいにしえの道を一歩ずつ踏みしめ、山頂を目指した。
 蔵王町の遠刈田温泉街にある刈田嶺神社・里宮(さとのみや)から、刈田岳山頂(1758メートル)の同神社・奥宮(おくのみや)までの全長約17キロ。地元の登山者らでつくる「蔵王古道の会」が文献や証言を基に道筋を特定。関係機関と調整し、下草を刈るなどして復元した。
 里宮を午前5時半に出発した一行は、うっそうとした林道を抜け、賽ノ磧(さいのかわら)、大黒天といった名所を通り、午後1時すぎに山頂にたどり着いた。
 御山詣りは霊峰を登り、御来光を眺めるなどして生まれ変わりを体験したと伝わる。会によると、来年は昔と同様、往復での御山詣りを復活させる方向で検討する。


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2016年09月05日月曜日


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