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<エコラの日々>食品ロスを減らそう

絵・木下亜梨沙

 毎日の食卓のための買い物をするとき、できるだけ安心安全で、おいしい食品を食べたいというのは共通の願いですよね。特に今の季節は食品が傷みやすいので、選択するときには製造日などの表示を確認していることと思います。
 加工食品の場合は「消費期限」と「賞味期限」が表示されていますが、この二つの違いをご存じでしょうか? つい混同しがちですが、内容に大きな違いがあります。
 「消費期限」は品質の劣化が早くて保存の利かない食品、例えばお総菜やお弁当、パン、洋生菓子などに付けられています。安全のために、期限を過ぎたら食べないほうがいいという期限です。
 「賞味期限」はハム・ソーセージ、カップ麺、缶詰、牛乳など冷蔵や常温保存が利く商品に付けられます。おいしく食べることができる期限の表示です。期限が過ぎてもすぐ食べられなくなるということではありません。つまり「賞味期限切れ」=「捨てなきゃ」ではないということです。
 農林水産省の調査によると、食品を使用せずに廃棄した理由として「食品の鮮度低下、腐敗及びカビの発生」「食品の消費期限、賞味期限が過ぎたため」(複数回答)が共に50%を超えていました。買ってきて冷蔵庫に入れて忘れていたり、期限表示の意味を正しく理解していなかったりすることが、まだ食べられる食品の廃棄「食品ロス」につながったと考えられます。消費期限・賞味期限を正しく理解していれば、食品の無駄は減らせるということですね。
 私は加工食品や賞味期限表示のない自家製のお総菜の場合、見た目、臭い、味を確認して総合的に判断し、OKならできるだけ早く食べ切るようにしています。それでも保存していたことを忘れていたり、使い切れず捨てることになってしまったり、「もったいなかった〜!」という経験は数知れません。その度がっかりしてしまいます。
 とはいえ、食事は毎日のこと。私はこんなふうに考えることにしています。食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」ことは、家計にもプラスになる。献立や食材の使い回しを考えることは脳のトレーニングにもなる。食品の無駄がなくなれば心がハッピーになる! 次の買い物の時は、ぜひ食材の在庫確認をお忘れなく。
(ACT53仙台 矢吹真理子)


2016年09月05日月曜日


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