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<楽天>中川豪快フルスイング 満塁弾

1回東北楽天2死満塁、中川が中越えに満塁本塁打を放つ。捕手鶴岡(佐々木浩明撮影)

 東北楽天が首位ソフトバンクに一矢報いた。同一カード3連敗を阻止し、9月初勝利をもたらしたのは中川大志の豪快な満塁弾だった。「非力な選手は打てない大きな当たり。最後に一つ勝てて良かった」。1日で借金を再び1桁に戻し、ロッテとの3位争いにぎりぎりで踏みとどまる勝利に、梨田昌孝監督も安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 中川がパワーを見せつけたのは一回2死満塁。山田大樹の直球を迷わず強振すると、打球は逆風をものともせずバックスクリーンへ一直線。「中堅に取られるかと思ったが、入ってくれて良かった」。辛島航を援護する4得点をたたき出した。
 どん底からはい上がってきた。26歳になった6月8日の誕生日、2軍降格を告げられた。1日に昇格するまでの3カ月近く、2軍で意識して取り組んだのは「状況に応じて狙い球を絞る打撃」だという。満塁弾は投手不利のカウント2ボールからで、「直球の確率が高い場面。甘い球が来たらフルスイングする」と狙い澄ました一発だった。
 試合後、5カ月ぶりに勝利投手になった高卒8年目同期の辛島とお立ち台に上がった。「8年間で初めて。本当にうれしいし、忘れられない日になる」。打のヒーローは喜びに浸った。(佐々木智也)


2016年09月05日月曜日


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