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<台風10号>岩手7人安否確認できず

孤立状態の集落から自衛隊のヘリコプターで避難した住民=5日午前10時50分ごろ、岩手県岩泉町の岩泉中校庭

 台風10号による豪雨被害で、岩手県災害対策本部は5日、岩泉町で6人、宮古市で1人の計7人の安否が確認できていないと発表した。県警などが捜索を急ぐ。岩泉町の避難指示は継続され、道路の寸断で孤立状態となっている集落の住民に避難を呼び掛けた。対象は368人で、同日は避難に同意した113人をヘリコプターで輸送する方針。
 安否が確認できない7人は、岩泉町が男女3人ずつ、宮古市は男性1人。家族から「連絡が取れない」と寄せられた情報を集約した。被害に巻き込まれた可能性が高いとみられる。
 岩泉町では、道路の復旧により3地区の3集落の孤立が解消された。孤立状態が続くのは7地区の14集落で、町は前日に続きヘリによる住民の輸送を続けた。発着場の岩泉中校庭には自衛隊のヘリが数十分おきに到着し、リュックサックなどを抱えた住民が降り立った。
 4日に孤立集落から移った住民は153人で、町内のホテルに避難している。
 伊達勝身町長は5日、避難指示解除後について「住民は(元の場所に)戻さない方針だ。道路が復旧していなければまた孤立する。酪農などなりわいがある人には柔軟に対応する」と語った。
 久慈市では山根町地区と山形町地区の12集落で179人が孤立状態となっている。高齢者ら11人をヘリで移す。道路復旧の見通しが立ったため、ほかの住民はとどまる予定。


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2016年09月05日月曜日


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