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<楽天>島内 8月快進撃の原動力

ファンの声援に応える東北楽天・島内=8月31日、東京ドーム

 東北楽天の島内宏明外野手が、球団の生え抜き選手として初めての2桁本塁打達成まであと2本に迫っている。1番中堅に定着した8月上旬以降の1カ月間で6本塁打を放ち、15勝9敗1分けで8月の月間勝率リーグ1位と快進撃を見せたチームの原動力となった。「正直結果が出ているのが不思議なぐらい状態は良くないが、この時期に打てているのは大きい」と残りシーズンでさらに調子を上げようとする26歳に、周囲の期待は高まっている。
 8月30日〜9月1日の日本ハム戦(東京ドーム)では3戦とも先発出場し、30日は先頭打者の一回に先制ソロ、7−2の五回にもダメ押しの2ランを放った。31日にも今季8号ソロを含む3安打で勝利に貢献。3試合で14打数8安打、打率5割7分1厘、3本塁打と破竹の勢いを見せた。
 もともとパンチ力が持ち味だったが、オフに筋力量の強化に努め飛距離がさらに増した。島内を2012年の入団時から見守り続ける米村理1軍外野守備走塁コーチは「1年目から、早出での打ち込み練習を一度も休んだことがない。不器用だけど自分の形を決して変えないし、地道に努力を続けた結果が今年の成績につながっている」とプロ5年目で開花しつつある才能を評価する。
 05年の球団創設以来、2桁本塁打を打った生え抜き野手はまだいない。これまでのトップは07年に草野大輔(現2軍打撃コーチ)、13年に枡田慎太郎が記録した8本。過去2年間の本塁打数がリーグ最下位と長打力が課題のチームにとって、若い中長距離打者の台頭は悲願とも言える。
 シーズンは残り23試合で、2桁本塁打実現の可能性は十分ある。島内自身も「状態が上がればもっといい打撃ができる。今後広い球場での試合が続くので、達成は簡単ではないが頑張りたい」と意気込んでいる。(浦響子)


2016年09月06日火曜日


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