宮城のニュース

<ようこそリオパラへ>人的交流一定の効果

守屋善信さん

 ブラジル・リオデジャネイロで五輪に続き、パラリンピックが間もなく始まる。戦後、東北地方から現地に移住した人に大会への思いを語ってもらった。(剣持雄治)

◎宮城県人会・守屋善信さん

 公務員への給与不払い、それに伴う教員のストライキ。教育現場が行き詰まり、子どもたちへのモラルの指導が破綻してしまう中、五輪を開催している場合ではないと感じた市民が多くいたと思います。
 国内でやるべきことをおろそかにして、大会に大金を費やす。ただ、交通渋滞がひどい街で道路が拡張され、五輪が少なからず、市民生活へ恩恵をもたらしてくれたと信じています。パラリンピック開催を機に、バリアフリー化はさらに進むでしょう。
 南米初の大イベント、五輪を実現させ、全世界にブラジルの国と国民性を知ってもらえたことでしょう。人的交流にも一定の効果があったと思います。
 サッカー人気が主流ですが、カヌー、バドミントンなど他競技もテレビ放送で触れる機会がありました。明るく親切で、好奇心旺盛な国民性を持つブラジルで、五輪とパラリンピックを経験することの意義はあったと思います。
 パラリンピックでは、一番心配だった治安が五輪と同じように保たれる見込みなので、問題ないでしょう。なお、ブラジルはメダル獲得ランキングで5位を目指すそうです。

<もりや・よしのぶ>仙台市出身。仙台二高出。63年、ブラジルへ渡る。リオデジャネイロで妻と2人暮らし。72歳。


2016年09月06日火曜日


先頭に戻る