青森のニュース

<ようこそリオパラへ>進むバリアフリー化

リオデジャネイロ五輪柔道男子90キロ級で金メダルに輝いたベイカー茉秋(左)と記念撮影する尾崎さん=8月12日

 ブラジル・リオデジャネイロで五輪に続き、パラリンピックが間もなく始まる。戦後、東北地方から現地に移住した人に大会への思いを語ってもらった。(剣持雄治)

◎青森市出身・尾崎慶子さん

 パラリンピックを間近に控えても井戸端の話題に上がりません。南米初であり、なじみがないのが一番の理由。行政機関のPRが欠けていると感じます。
 ブラジルは社会的弱者に対する尊厳が強いです。例えば、列車の優先席に若者が座ることはまずない。各所でバリアフリー化も進んでいます。でも、どこでも造りが雑なのが欠点です。
 五輪を経験したブラジル国民にモラルの改革が起きるのではないかと期待します。ボランティアによる誘導は親切で素早い。何より、各会場でごみがほとんど落ちていません。今までは考えられませんでした。
 男女のサッカーやバスケットボール女子、卓球、柔道などの観戦に行きました。ブラジル人にとって日本人を応援するのは名誉。日本人がブラジルに渡って100年以上の歴史を感じました。
 ただ、移動の距離と時間は高齢者にはこたえます。観戦を終えてホテルに戻るころには日付が変わっていました。その点、東京はコンパクトに開催すると聞いているので正解です。
 一つ残念なのは日本の五輪報道がブラジルを悪く捉えていた点。もう少し内面を見てほしかったです。

<おざき・けいこ>青森市出身、青森商高出。69年、ブラジルへ渡る。サンパウロで夫と2人暮らし。73歳。


2016年09月06日火曜日


先頭に戻る