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<福島第1>鉄柱の損傷 公表せず補強工事

 鉄柱の損傷が判明した東京電力福島第1原発5、6号機の「引き留め鉄構」について、東電が台風10号の接近前に溶接などの応急工事を行っていたことが5日、分かった。東電は損傷を発表した際、「直ちに安全性が問題になることはない」と説明。台風に備えた補強工事を行うことも公表していなかった。
 鉄構は5、6号機に電力を送る送電線を引き込むため開閉所屋上に設置している高さ20メートル、幅72メートルの鉄製構造物。3本の支柱全てに損傷が発生していることが8月22日に確認された。東電は「健全性評価を行い、必要な対策を検討、実施する」と説明していた。
 応急工事は台風10号接近前の8月28、29日に実施。ナイロンベルトによる固定と溶接で支柱を補強した。東電は台風対策で廃炉作業を中止することなどは公表していたものの、補修工事の実施は明らかにしていなかった。
 東電福島広報部は「台風対策として工事を実施するという認識がなかった」と釈明している。


2016年09月06日火曜日


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