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大友克洋さん版画 復興願う95点寄贈

版画を手にする西川事務局長(左)と布施市長

 宮城県登米市出身の人気漫画家、大友克洋さんが東日本大震災の復興を願って描いた「金華童子風神雷神ヲ従エテ波濤(はとう)ヲ越ユルノ図」の版画作品95枚が6日、日本交通文化協会(東京)から登米市に贈られた。市内の小中学校や幼稚園、保育所、公民館などに飾られる。
 架空の童子が金魚にまたがり、風神と雷神を従えて荒波に立ち向かう姿が描かれている。大友さんは「多くの人に困難に立ち向かう勇気を持ってほしい」との思いで表現したという。
 全国の駅や空港に芸術作品を設置する協会が、水彩の原画を基に高度な印刷技術で版画を制作。サイズは原画と同じ270ミリ×758ミリで、版画にも大友さん直筆のサインがある。
 登米市役所であった寄贈式で、協会の西川恵事務局長が布施孝尚市長に目録を手渡した。西川事務局長は「教育に活用してほしい」と話し、布施市長は「絵を見た子どもたちが大友先生を目標とするようになると期待する」と感謝した。
 協会は昨年3月、宮城県名取市の仙台空港ターミナルビル1階国際線ロビーにこの絵の陶板レリーフ(幅約8.7メートル、高さ約2.8メートル)を設置している。


2016年09月07日水曜日


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