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<原発事故>福島の里山除染再生まず4カ所

 東京電力福島第1原発事故の被害を受けた福島県内の森林再生策を検討する国のプロジェクトチームは6日、サッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県広野町、楢葉町)に隣接する広野町の町有林など4カ所で、森林除染を含めた里山再生モデル事業に取り組むことを決めた。
 事業対象はこのほか、川俣町の第2親子の森、川内村の「かわうち保育園」周辺、葛尾村の村営住宅団地周辺。川俣町では今秋から、ほか3地区では現地調査を経て来春から森林除染に着手し、2019年度まで放射線量を測定しながら除染効果を検証する。
 東電が原発事故の対応拠点としているJヴィレッジは、県が19年4月の全面再開を目指している。モデル事業は町有林を除染し、施設利用者が遊歩道を散策できるようにする。
 国は昨年12月、森林除染について、住宅周辺や日常的に住民らが立ち入る場所にとどめる方針を決定。地元自治体の要望を踏まえ、10カ所程度でモデル事業を実施する計画を定めた。本年度内に6カ所程度のモデル地域を追加決定する。
 山本公一環境相は会合で「モデル事業をしっかり進め、実際に地元住民が里山に入り、森林を活用してもらうことが重要だ」と述べた。


2016年09月07日水曜日


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