宮城のニュース

<汚染廃棄物>環境相が視察「全力で協力」

佐藤市長(中央)から汚染廃棄物の説明を受ける山本環境相(左)

 東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質による汚染廃棄物の処理問題で、山本公一環境相が7日、就任後初めて宮城県を訪問し、栗原市金成の市有地で県が管理する未指定廃棄物を視察した。
 未指定廃棄物は原発事故後の測定で国の基準値(1キログラム当たり8000ベクレル)を超えるとされながら、保管者が国への申請を見送っている稲わらなど。山本氏は廃棄物が保管されたビニールハウス内で、佐藤勇栗原市長らから説明を受けた。
 山本氏は未指定廃棄物や県が測定作業をする基準値以下の廃棄物の処理について「県が方向性を出せば全力で協力する」と強調。県内に建設する方針の最終処分場は「国が望ましいと思っても地元の考えと違えばうまくいかない。対話が必要」と述べるにとどめた。
 佐藤市長は「就任後すぐ現場に来たのは良かった」と評価しつつ、「国と排出者の東京電力が廃棄物の全責任を負うべきだ」と従来の主張を繰り返した。
 国は未指定廃棄物の再測定を進めており、県による基準値以下の廃棄物測定とともに結果を公表する。村井嘉浩知事は「秋までに処理方針を示す」と説明してきたが、県循環型社会推進課は「今はサンプル採取の段階」と測定に時間がかかる見通しを示している。


2016年09月08日木曜日


先頭に戻る