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<大川小保存>遺構検討会議 津波跡を確認

大川小の被災校舎を視察する検討会議のメンバー

 宮城県石巻市が設置した東日本大震災の震災遺構検討会議のメンバーらが7日、遺構として保存する門脇小と大川小の旧校舎を視察し、今も残る津波の痕跡や被災当時の状況を確認した。
 住民や遺族、民間団体の関係者ら約40人が参加。津波と火災の被害を受けた門脇小を見学し、当時の校長の案内で校舎内も見て回った。
 大川小では、遺族が学校生活の様子や地震発生後の経過などを説明。中庭や教室など思い出が残る場所にも足を踏み入れ、遺構として残す意義や範囲などについて考えを巡らせた。
 市は7月、大川小と門脇小の震災遺構検討会議をそれぞれ設置。市全体の震災伝承のあり方をソフト面から話し合う検討会議も同時に発足させ、今回は三つの検討会議のメンバーが一堂に集まって視察した。
 全ての検討会議で進行役を務める東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔助教は「校舎の中に入ったからこそ分かったこともあった。専門家や住民の意見を聞きながら丁寧に話し合いを進めたい」と話した。


2016年09月08日木曜日


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