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<台風10号>国道455号 8日一部開通

豪雨被害で崩れた国道455号。急ピッチで復旧工事が続く=7日午前9時ごろ、岩手県岩泉町

 台風10号の豪雨被害が甚大だった岩手県岩泉町で、寸断されていた国道455号の一部区間が8日午後5時、開通する。主要道路の復旧で町内の交通状況は改善するが、455号は町西部で通行止めが続いており、暮らしや物流への支障はなお残る。
 国道455号は乙茂地区で約150メートルにわたって崩落。そこから役場までは通常、車で10分ほどだが、迂回(うかい)すると約1時間かかる。
 同地区の岩泉乳業に勤める箱石尚之さん(43)は自宅のある町中心部からの通勤時間が被災後、4倍の約40分になった。職場は被災し、片付け作業に追われる。「慣れない力仕事で疲労もたまってきた。開通で負担が軽くなる」と歓迎する。
 災害ボランティアセンターを運営する町社会福祉協議会によると、岩手県外の参加希望者からは迂回ルートに関する問い合わせが多い。国道455号の一部開通によって道路事情はやや改善される。町社協の佐々木泰二(たいじ)会長は「道路開通によって多くの人に来てもらいたい」と話す。
 町東部の分断が解消される一方で、盛岡市につながる西部の約2キロの区間は崩落により寸断が続く。町中心部のスーパー「鍵屋商店」の八重樫恒夫社長は週に2〜3回、盛岡市中央卸売市場で野菜を仕入れていた。通行止めとなった8月30日以降は一度も赴いていない。「売り上げも客足もいつもの半分。早く開通してほしい」と望む。


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2016年09月08日木曜日


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