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<避難解除>楢葉、来春再開の小中「通学」2割弱

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年9月に解除された福島県楢葉町の教育委員会は7日、来年春に町内で再開する小中学校への通学意向調査の結果を公表した。来年度に小学1年〜中学3年となる計467人のうち「通学する」は79人、「通学したいが迷っている」が8人。町教委は80〜90人と、対象児童・生徒の2割弱での再開となる見通しを示した。
 「迷っている」は32人で、無回答を除く残る331人は避難先の学校に通う。「通学する」の児童生徒は、楢葉町に戻る子どもと、いわき市などの避難先から通う子どもがほぼ半々という。
 楢葉町の学校は現在、いわき市に仮設校舎を置き、小学生72人、中学生56人が通う。「通学する」と答えた小学生は44人、中学生は35人。ともに約4割減少することになるが、矢内賢太郎教育長は「過去の調査に比べ、通学予定者が倍以上に増えた。学校再開に合わせ帰町する人もいる。勇気づけられる結果だ」と話した。
 町内で再開する学校は、楢葉中の校舎で小中学生が一緒に学ぶ。いわき市の仮設校舎は廃止する。町教委は同市からのスクールバス運行を検討したが、長時間の移動になるため断念。JR常磐線の最寄り駅からバスを走らせる。
 調査は7月、郵送で実施。電話による追加調査を含め、回答率は96.4%。


2016年09月08日木曜日


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