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<ベガルタ>茂木存在感 レギュラー奪回狙う

雨の中で行われた8日の紅白戦に臨む茂木=仙台市の紫山サッカー場

 J1仙台プロ2年目のMF茂木が、存在感を示している。2−5と惨敗した3日の天皇杯初戦、J3盛岡戦では仙台で初のゴールを決めた。普段の練習でも攻守に切れのある動きを見せている。「けが人が多い今の状況は、僕らにとってはチャンス」。レギュラー奪回を虎視眈々(たんたん)とうかがう。

 盛岡戦は後半12分に左サイドハーフで出場。35分、ゴール前左側から巧みなフェイントで敵をかわし、左足でゴールした。仙台の多くの選手が力を発揮できない中、気を吐いた。
 特に目を引いたのは、試合の入り方。ピッチに立った直後から周囲を使い、積極的に前線に駆け上がった。渡辺監督も「天皇杯に限らず、いい準備をして臨んでいる。シュートを打つなど思い切りの良さが出てきたのは大きな進歩」と評価する。
 昨季はクラブ史上初めて、高卒ルーキーとしてJ1開幕戦に先発出場した。しかし、その後はプロの洗礼を浴びて出場機会は徐々に減少。今季第1ステージは出場機会がなく、練習試合では、慣れないセンターバックやサイドバックを務めた。
 不慣れな位置をいろいろ試され、腐ることも心配されたが、懸命にこなした。「多くのポジションを経験したことで、視野が広がった。昨季とは違い、落ち着いて試合に入れるようになった」と語る。
 誰にでもはっきり意見を言う強い性格だ。「彼らしいふてぶてしさ、自信のある表情が戻ってきた」と渡辺監督は頼もしそうに話す。「(10日のリーグ戦)横浜M戦に頭から使うか、途中から使うのかゆっくり考えたい」。先発すれば今季リーグ戦では初。公式戦3連敗中のチームを救えるか注目だ。
(狭間優作)


2016年09月09日金曜日


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