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<ジャズフェス>被災地の子 復興へ音奏でる

ニューオーリンズから届いた楽器で共演する外山さん(後列中央)と千葉さん(前列右から2人目)ら「ブライトキッズ」のメンバー=2011年6月

 定禅寺ストリートジャズフェスティバルで11日、プロトランペッターの外山喜雄さん(72)と、東日本大震災を経験した宮城県内の子どもたちが共演する。ジャズの聖地・米ニューオーリンズから被災地に楽器を届けたジャズ奏者が、たくましく成長した子どもたちと復興の音色を響かせる。
 「外山喜雄とデキシーセインツ」が出演するのは、仙台市青葉区の元鍛冶丁公園で午後6時に始まる「東日本大震災から5年目の復興ライブ」。これに加わるのが東北学院高3年の千葉隆壱さん(17)らだ。
 千葉さんは多賀城市などの小学生ジャズバンド「ブライトキッズ」の元メンバー。震災直後の2011年6月にニューオーリンズの音楽財団から楽器の寄付を受けた。
 その橋渡しをしたのが、日本ルイ・アームストロング協会(千葉県浦安市)会長の外山さんだった。外山さんを介してニューオーリンズの財団は、気仙沼や石巻の小中学生にも楽器を贈っている。
 外山さんは「国境や年の差を超え、ジャズで心がつながった」と話し、千葉さんは「音楽ができる喜びと感謝の気持ちを音にして届けることを外山さんに教わった」と語る。
 ライブには楽器を寄贈されて12年に結成した「石巻ジュニアジャズオーケストラ」も出演する。
 外山さんは「ジャズを世界に広めたルイ・アームストロングのおかげで夢のような支援ができた。ライブでサッチモ(ルイ・アームストロングの愛称)のハートを感じてほしい」と来場を呼び掛けている。


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2016年09月09日金曜日


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