岩手のニュース

<台風10号>岩泉 孤立8集落68人に

岩泉町内に避難勧告が発令され、住民らに避難を呼び掛ける消防車両=8日午後3時45分ごろ

 台風10号豪雨で甚大な被害が出た岩手県岩泉町で、道路寸断により孤立状態となった集落に残る住民は68人であることが8日、県のまとめで分かった。前日は293人と発表していた。町道復旧で集落の孤立が解消したほか、町が戸別訪問でとどまっている人数を正確に把握した。県は、今後1カ月程度で全集落の孤立が解消できるとの見通しも示した。
 8日午前6時現在の岩泉町の孤立集落と住民数は地図の通り。孤立状態となっているのは、6地区8集落の35世帯68人。
 孤立集落ごとの住民数に関してはこれまで、ヘリコプターなどで避難した人数を把握できていなかった。6日に完了した町の訪問調査結果がまとまり、集落ごとにとどまっている住民数が分かった。
 住民基本台帳によると、孤立状態の8集落の住民数は334人。残っているのは68人のため、8割近くが町内のホテルなどに避難しているとみられる。
 県は8日、孤立集落につながる町道の復旧工事の進行状況も示した。安家(あっか)地区の大平、茂井、穴沢地区南沢、門地区救沢(すくえざわ)はそれぞれ今月中旬に、大川地区寄部(よっぺ)、安家地区松ケ沢は今月下旬に完了する見通し。
 工事が難航していた岩泉地区月出、鼠入(そいり)地区中山は当初、孤立状態解消に数カ月かかる予定だったが、宮古市方面からの工事が可能になり工期が短縮。10月初めにも解消できる見通しとなった。
 安家地区松ケ沢の新田耕一朗さん(85)は「両足に障害があるため、避難所での生活は不安。早く道路をつないで孤立を解消してほしい」と願った。


関連ページ: 岩手 社会

2016年09月09日金曜日


先頭に戻る