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<大雨被害>岩泉 二次災害なく住民ひと安心

8日からの大雨で冠水した道路を、足元を気にしながら復旧作業に向かう人たち=9日午前8時45分ごろ、岩手県岩泉町

 台風10号豪雨で被害が出た岩手県岩泉町は8日から9日にかけ、温帯低気圧の影響で大雨となった。盛岡地方気象台によると、降り始めから9日午前11時までの総雨量は131.0ミリだった。新たな被害やけが人は出ていない。町は台風で浸水した一部世帯に出した避難指示、全域に発令した避難勧告を午前7時までに解除した。住民らは二次災害がなかったことに安心した表情を見せた。
 同気象台によると、町内での1時間当たりの最大雨量は、小本地区で9日午前2時ごろに記録した34.0ミリだった。
 町は8日午後3時、全域の4587世帯9947人に避難勧告を出した。同日夜は新たに約200人が避難所に身を寄せ、避難者は一時645人に達した。勧告解除で自宅に戻った人が多く、9日朝の避難者は446人となった。
 町内では複数箇所で道路が冠水した。建物への浸水被害はなかった。同町岩泉の無職加藤ソノさん(82)は「台風10号と比べ、雨風が強くなくて助かった。娘からの電話も心強かった」と安心した様子だった。
 台風10号で自宅1階が浸水した同町岩泉の箱石泰之さん(79)は9日朝、避難所から自宅に戻って後片付けを再開した。「ボランティアに手伝ってもらって作業が進んだのに、また浸水するのではと心配した。被害がなくてホッとした」と話した。
 県内ではほかに、宮古市が仮設住宅を含む1万3920世帯3万961人に、大槌町が小鎚川流域の1358世帯3115人に避難を指示した。久慈市、山田町など8市町村の全域と軽米町の一部に避難勧告が出た。いずれも9日午前11時までに解除された。
 県によると、山田町で住宅1棟が床上浸水する被害があった。


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2016年09月09日金曜日


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