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<酒田消防士自殺>市長釈明「反省点あった」

 酒田地区広域行政組合消防本部(山形県酒田市)の男性消防士=当時(20)=が自殺したのはパワハラが原因だとして遺族が申請した労災が認定されたのを受け、組合管理者の丸山至酒田市長は8日、市役所で記者会見を開き、「消防本部として反省すべき点があったかもしれない」との認識を明らかにした。
 丸山市長は「パワハラの有無など公務災害の認定理由がまだ分からない。しかるべく相談できる体制があれば、自殺に至るまで思い詰めることはなかったのではないかとも思う」と述べ、認定理由を確認した上で、今後の対応を検討する考えを示した。
 同席した土井寿信消防長は「自殺に直結するパワハラがあったという認識は現在もない。若い世代の職員との考え方の差異を認識し、指導に当たっていきたい」と語った。
 丸山市長と土井消防長は記者会見に先立って、酒田市内の遺族宅を訪問した。亡くなった男性の母親(50)は「息子が自殺を選んだ理由を解明できなければ前には進めない」と語った。
 男性は消防救助技術を競う大会にチームで出場する直前の2014年6月、山形県庄内町で自殺。車内に「自分のような技術、体力、気持ちがない人間は何の役にも立たない。迷惑を掛けてまで生きる価値はないので死にます」などと記した遺書があった。男性は訓練中、指導役の職員に数度にわたり叱責(しっせき)を受けていた。


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2016年09月09日金曜日


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