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<原発事故>避難が縁 友好都市締結へ

発事故で双葉町民の避難所となった旧騎西高=2015年11月、埼玉県加須市

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町は、事故後に避難所が設けられ、多くの町民や役場が身を寄せた埼玉県加須(かぞ)市と友好都市の盟約を結ぶことを決めた。11月3日に大橋良一市長らを招き、町仮役場のあるいわき市で締結式を行う予定だ。
 避難所は旧騎西高校舎に2011年3月30日に開設され、一時は1423人が暮らした。役場機能もいわき市に移るまでの2年3カ月間、校舎内に置かれた。
 騎西高からは13年12月に全ての入居者が退去したが、現在も加須市内で475人(141世帯)が生活。市内の小中学校に48人が通う。騎西小の運動会で全児童が「ふたば音頭」を踊ったり、加須市の祭りにいわき市などからも町民が参加したりと交流を深めている。
 友好都市の締結は今年4月、加須市を訪れた伊沢史朗町長が大橋市長に申し入れ、快諾を得た。
 伊沢町長は「加須市の皆さんに町民を温かく受け入れてもらい、5年半がたつ今も、市職員が町民宅を訪問するなど手厚い支援を頂いている。友好都市の締結で、感謝の気持ちを示し、後世にも伝えたい」と話している。


2016年09月09日金曜日


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