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<避難区域>富岡に2次救急医療施設

ふたば医療センターの完成イメージ図

 福島県は8日、東京電力福島第1原発事故の避難区域が集中する双葉郡の2次救急を担う県立施設「ふたば医療センター」(仮称)を富岡町王塚地区に新設すると発表した。2017年6月の着工、18年4月の開院を目指す。
 整備場所は町役場近くの農地約1ヘクタール。第1原発(大熊町、双葉町)から約12キロ、第2原発(富岡町、楢葉町)から約6キロに位置し、現在は居住制限区域となっている。
 建物は鉄骨2階、延べ床面積約3600平方メートルで病床数は30。診察室のほか薬局やX線検査室などを備える。救急医療は24時間365日対応する。内科・外科医療全般を担うほか、原発で被ばく事故があった場合の初期診療にも当たる。
 医師は県立医大、看護師らスタッフは県病院局などで確保する。人員規模は調整中。医療機器整備費を含めた総事業費は約24億円。
 双葉郡内には県立大野病院(大熊町)など4カ所に2次医療機関があったが、いずれも原発事故で休止。富岡町が17年4月以降の帰還開始を目指しており、常磐自動車道常磐富岡インターチェンジに近いこともあり、県は整備場所を選んだ。
 内堀雅雄知事は8日の定例記者会見で「安心して、住民が戻り、廃炉や除染の作業員が働き、企業が進出できるよう、医療体制を整備したい」と話した。


2016年09月09日金曜日


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